第1部、私の初演3曲。第2部、ピアノの大田氏のステージ。
組曲「夢幻」の通奏演奏が目玉。
【First Stage】
1.「序・さくら幽玄」
2.「Viennaを想ふ」
3.組曲「夢幻」
【Second Stage】
大田さんのステージ
【アンコール】
・第二ワルツ(ショスタコーヴィッチ)
3月21日に作曲した、二十絃箏独奏のための「序・さくら幽玄」。
3分と短い曲だが、桜からみた自分、ありのままの自分、素直な自分。そんなものを表現している。
これが初演にあたる。
「Viennaを想ふ」は、2009年終わりにいったウィーンでの33日間の音日記の中の一曲。
ピアノと二十絃箏のためのDuo。
憧れのウィーン、昔の華やかでゆったりとしていたころのウィーンを想像してできた曲。大田佳弘氏との初演。
組曲「夢幻」
2009年9月に完成した4楽章からなるヴァイオリンと二十絃箏のためのDuo。23分になる。
一楽章にあたる「夢幻」は、2009年8月に東京・名古屋でヴァイオリニスト井上奈央子氏と初演している。
4楽章通してのお披露目は、今回が初めて。この初演も井上氏と共演。
左から、井上奈央子氏、大田佳弘氏、GAYO
写真撮影は、【村田わかな】氏。
2009年のハンガリー公演から、ハンガリー凱旋公演と続き、そして今回3回目の共演となる。
井上氏の美しいヴァイオリンの音色と、情緒あふれる音楽性は、他の追随を許さない。
私の組曲「夢幻」は、私が初めてヴァイオリンとのDUOを書いたもの。それを見事に表現してくれた。
私のこの曲に対する深い思いをすべて理解してくれた彼女に感謝する。
大田氏の美しい音色は、透き通るクリスタルを彷彿とさせる。
彼のプログラムがガーシュインの「ラプソディーインブルー」だったのもあり、このゆったりとした曲が際立ったと思う。
初演を相手してくださったお二人には心から感謝したい。
2010年発売、Act4第36号に記事が掲載されている。
コンサートの主催は、株式会社インプレザリオ様。感謝します。