PIANISSIMO LIFE CINEMA EXPERIENCE Party

「モーターサイクルダイアリーズ」公開試写会のパーティー。ピアニッシモ主催。現代を生きる女性たちへ
(8 Oct.2004)

映画音楽をやってほしいというご要望があったため、今回はバンド編成にしてみました。
Kotoがひきたつ編成は?と吉川氏と考え、次のような編成にしてみました。
画面右から、シンセサイザー:吉川清之、アコースティックギター:伊藤浩紀、パーカッション:山原啓二、
そしてKotoの私・雅葉。
これは、リハーサルの写真ですから。そこのところよろしく。
2003年12月、そして2004年1月と、バンド雅葉ライブを2回お世話になるきっかけが、このピアニッシモのイベントでした。 多分、変なやつ、変な楽器、そうメンバーからは思われていたのでしょう。 みんなはコード譜でバシバシ演奏できるのを、メロディーをとってる肝心の私がもたもたしてたりして、実際冷や汗ものでしたよ。メンバーの視線が。
本番前の日、7日には、スタジオでクライアント様方のチェックが入り、これもまた緊張・・・するはずだったのですが、リハーサルをかなり休憩しながらやっていたので、みんなくつろぎまくってしまって、逆によい演奏ができたみたいです。 OKがもらえたので、安心して望んだ8日。そのリハーサルでの写真です。
ここで演奏した曲が、この後の2回のライブの柱となり、Openでいろいろな方々に聴いてもらえる結果となりました。ピアニッシモ様に感謝。

やってみて、思いがけずよいSoundができたので、ライブを実現。よくある流れですね。
ヒロキさんと、吉川さん、二人とも作・編曲するので、ものごとさくさくと。
私が今回公開される「モーターサイクルダイアリーズ」を3回みて、その印象から作った曲「・・・・・(題未定):吉川氏いわく「油小路」」も書き下ろしです。

吉川氏との出会いをしょうしょう。
1999年9月18日。私の3回目のリサイタルがありました。まだ現代邦楽の曲を好んでやっていたころです。 このときは、1部で若い作曲家5人の委嘱曲。2部で伊福部昭先生の「物云舞」をやりました。すべて二十絃箏の曲です。 この1部で実は吉川清之作曲家に書いてもらってるのです。タイトルが「彼女のいる風景」。 どうです?このタイトル。作曲者本人いわく、北の彼女から、南の彼女まで・・・うんたらと説明してましたが、それは軽く流しておきましょう。 そんな感じで再開したわけです。

再開して感じたこと。太った!これですね。昔もっとガリガリだったのに。幸せなんだなとか、思いつつ、この頃から私のお酒生活が始まりました。 打ち合わせという名の下に、吉川氏が呼び出すのが初台駅前のBAR。そう、これが私のBARいきはじめとなります。 メンバーも全員お酒に強いから、練習終わればのみ。練習ないときも暇ならのみ。もちろん打ち合わせものみ。すごいパワーです。 おかげさまで、こっそり今では、自宅そばのBARをいきつけにしています。そこにきてから電話いただければまず90%の確率で行くと思います。

人間的にもやさしい3人の兄貴たちとともに、イベントそしてライブができて感謝です。
口は悪いけどね。3人のうちの2人。(誰かわかるかな?)

さて、こんなきっかけで知り合ったメンバーですが、今も仲良くやってます。
先日お酒を飲んでたらこんな話が。それで私がこのコラムを書いたのですけどね。(以下)

リハーサル(本番ステージ:写真)の前に、チューニングやらセッティングやらして時間がとられます。 私はチューニングしたりしていてずっとステージにいたのですが、メンバー3人はさくっと舞台袖におりて、写真手前にある机などでお煙草中だったらしいです。 舞台監督さんか誰かが、メンバーたちに軽く景気づけでやります?といってビールを飲んだらしいです。(知らなかったよ、私)
その時の会話。

(コップにビールを注ぎ終わる)
舞台監督:「それではみなさん、・・・・・」
メンバー:「お疲れ様でした!」(合唱)
舞台監督:「まだ終わってねーよ」

そうです。舞台監督は、「それではみなさん、本日はよろしくお願いします」といいたかったのでしょう。
こんなメンバーでごめんなさい。

そして、そんな突込みを受けたメンバーたち、そのあとSound Checkが始まります。そんな会話も・・・やってくれます。

舞台監督:「えー、それではメンバーの方々、板付いてください。」
吉川・伊藤:(ピアニッシモの白い壁に張り付く)
山原:(その2人をみて、あわてて自分も壁に張り付く)
舞台監督:「・・・・・・・・・・・」
私:知らずにKotoの前にいた(なんでサウンドチェックが始まらないのだろう?)

すみませんでした。スタッフの皆様。こんなメンバーで。私ぜんぜん気が付きませんでした。 いわれてみれば、あの間がたしかに空いていたのが変だったのですけど、なんかあったのかな?位にしか。 まさか、自分のメンバーが・・・・そんな古典的なギャグをかましていたとは・・・。
こっそりとここで謝っておきます。
この瞬間の写真をどなたか撮られていたら、ぜひ私にもわけてください。みてみたかった。「私は壁」を。

演奏とトークが終わったあと、会場を埋め尽くす140人の女性たちの間を泳ぐのですが、どうやらメンバーはそれをやりたかったらしい。 私はそういうの苦手なんですけどね。MCをやった小山愛子さん(Arsobs所属)と二人でお話しに歩いたのですが。 どうやらメンバー3人。控え室に閉じ込めていたらしいです。鍵もかけられたとか、かけられていないとか。
私からみれば、「私だけに人の海を泳がせて、君たち控え室で酒盛りかい!」だったのだけど、
彼らからいわせると、「出してくれー。泳がせてくれー」だったそうです。非常階段から出て外からまわるか!くらいの勢いだったとか。
そうです。リハーサルのときの2つの行いが、きっと牢獄送りとなった原因なのでしょう。

教訓:日ごろの行いが大事です